オーダーメイド樹脂封入実績「サシバの羽根の樹脂封入」

2025.12.15

NEWS

黒糖焼酎「れんと」の酒造メーカーである奄美大島開運酒造様の「奄美の渡り鳥サシバの保全活動」にウサギノネドコも微力ながら協力させていただきました。

保全活動のクラウドファンディングの返礼品として、サシバの羽根のアクリル樹脂封入を製作しています。

● クラウドファウンディングページ：奄美大島・宇検村発！渡り鳥サシバを守る酒蔵の挑戦

絶滅危惧種の猛禽類サシバの保全を目指す取り組みをご紹介します。

サシバは、タカ目タカ科に属する猛禽類（タカの仲間）で、春に日本の各地で繁殖し、秋になると南の地域へ渡る渡り鳥です。奄美大島は、このサシバが数千キロもの長距離移動の後に羽を休め、冬を過ごす国内最大の重要な越冬地の一つです。特に宇検村には300羽以上が飛来し、地元では親しみを込めて「チュッピー」とも呼ばれています。

しかし、現在、この大切な渡り鳥サシバは深刻な危機に直面しています。サシバは環境省の絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、その個体数は年々減少傾向にあります。奄美大島においても、自動車との接触事故や、環境の変化による餌不足で傷つくサシバが後を絶ちません。

交通事故などでケガを負ったサシバの治療・保護体制が大きな課題となっています。
その治療費や終生飼育の費用は、年間約100万円以上が、地元の獣医師の方々の善意と自己負担に頼っているという切実な「見えない費用」の現状があります。

サシバとその周辺環境の課題をより多くの方に周知し、サシバの保全に関する普及啓発と資金支援の両面から、持続可能な保全体制の構築を目指すべく、クラウドファンディングを立ち上げられました。

この取り組みを通じて、一人でも多くの方が奄美の自然と野生動物の保全に目を向け、持続可能な共生社会が実現することを心から願っております。