2022年9月9日(金)~10月5日(水)までの約1ヶ月間、人類の道具として最も原始的な「棒」に着眼した企画展、「長物のショートショート」をウサギノネドコ ギャラリーにて開催いたします。

様々な職業や背景を持つ30組のセレクターが、それぞれに選び抜いた3本の棒(長物)、計90本を展示します。3本の棒を選ぶという削ぎ落としたお題だからこそ、選ばれた棒は個性と物語に溢れています。「棒を通して、人が見えてくる」とも言えるかもしれません。

今回の展示は東京、札幌に続く3回目の巡回展で、初めての関西での展示でもあります。この展示の魅力の一つは、会場ごとに展示構成がガラリと変わること。

■ 東京展の様子 / (PLACE) by method / 05.13-05.28

■ 札幌展の様子 / BLAKISTON / 07.16-07.24

今回はウサギノネドコ京都店での展示ということもあり、「博物館の収蔵庫」のような雰囲気に仕立てた空間での展示を計画しています。楽しみになさってください。

ずらりと並んだ90本の棒(長物)が静かに語る、物語(ショートショート)。どうぞご堪能ください。

会場では図録も販売いたします。3,960円(税込)

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■ 長物のショートショート コンセプト
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人類の進化の過程で、石と並び、最も原初的で、道具の始祖の1つと言える「棒」に着目した展示です。恐らく何千、何万年も昔から、私たち人類は幾度となく、森や山、海で、風や雪により折れた木の枝(すなわち棒)を拾い、握り、振り、藪を払ってきたことでしょう。

その場で打ち捨てられず、旅の友として、放牧の道具として、杖として、鍵として選ばれた棒もあったことでしょう。もちろん棒が、武器や凶器として使われてきた場面も、歴史上、数えきれないほどあったはずです。

そんな誰しもが、人生で一度は手に取る棒を、様々な職種の人々に選び、採取してもらい、棒の中に、その美しさ、便利さ、道具・装飾としての可能性、想いを改めて見出すのが本展の目的です。

会場では、30組の出展者によって採取された、各人の解釈による「棒」と、それらにまつわる物語を展示します。現在における多種多様な「長物」の可能性を、美しさをご覧下さい。

キュレーター 前田麦 / 山田遊

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長物のショートショート 京都展 概要
■ 会期:2022年9月9日(金)~10月5日(水)
■ 閉廊日:木曜日
■ 時間:11:30~18:00
■ 入場料:無料
■ 会場:ウサギノネドコギャラリー
■ 住所:京都市中京区西ノ京南原町37 ウサギノネドコ カフェ2階
■ 地図:http://www.usaginonedoko.net/kyoto/access/
※カフェのご利用がなくてもご鑑賞いただけます
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参加作家
足立成亮(outwoods キコリ) / 今井スー&コマ(犬) / 江口宏志(Mitosaya 蒸留家) / 岡本光市(共栄デザイン・FIELD RECORD デザイナー) / 岡本菜穂(SIRI SIRI ジュエリーデザイナー) /川良謙太(VOU / 棒 オーナー) / 木村亜津(アーティスト) / 熊谷彰博(デザイナー) / 児玉結衣子(mangekyo インテリアデザイナー) / 小林眞(out of museum) / 坂本大三郎(山伏) / 白木麻子(現代美術家) / ダヴィッド・グレットリ(ディレクター) / 辻有希(木工作家) / 土田瞬(交点・ハンター) / てらしま3姉弟(子ども) / 中田由美(インテリアスタイリスト) /中村さとみ(竹工芸作家) / 本多沙映(アーティスト) / 前田麦(アーティスト・イラストレーター) / 舛森拓郎(薪ストーブ屋) / 元木大輔(建築家) / 森美穂子(and wander デザイナー) / 山田遊(method バイヤー) / 山本考志(HOW TO WRAP_) / 吉川徹(RIBBONESIA クリエイティブディレクター) / 𠮷田勝信(デザイナー) / 吉村紘一(ウサギノネドコ・博物蒐集家) / 621(家具デザイナー) / 渡部萌(編組物作家)

宣伝美術:熊谷彰博
写真:小川真輝

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