ウサギノネドコでは来週の6月23日(金)より、
「美しいミクロ生物の世界」を開催いたします。

ミクロ生物にまつわるグッズや、書籍、作品などいろいろと取り揃えていますので是非、ご来店ください。

■企画展「美しいミクロ生物の世界」開催のお知らせ

また期間中、ミクロ生物と身近に触れ合うワークショップを、2日間開催いたしますので、こちらも是非ご予約の上、ご参加ください。

・6月25日(日)「ミクロ生物と発酵食品 〜麹菌と味噌づくり体験〜」
・7月30日(日)「ミクロ生物と触れ合おう」

さて…

上記イベントにあわせまして、久しぶりに「ウサギノネドコ図鑑」の更新です。

今回は、Sola cube Microで題材にした、
ミクロ生物の「クマムシ」についてご紹介したいと思います。

クマムシは緩歩動物門(かんぽどうぶつもん)という分類に属する動物で、世界中1200を超える種があるとされています。

Sola cube MicroではParamacrobiotus kenianusという種の「卵」を題材にしました。

そのクマムシ。

成体ではこのような姿形をしています。

4対8脚で歩く様子が、
クマに似ていることからクマムシと呼ばれています。

小さなものでは0.05mm、大きなもので1mm程度。

微小な生物ではありますが、
「過酷な環境で生き抜くサバイバー」でもあります。

私たちの身の回りでは苔の中などに潜んでいたりしますが、
標高6600mのヒマラヤ山中や、水深4500mの深海、
はたまた南極や北極まで世界中様々な箇所に生息しているようです。

クマムシのサバイバーとしての真骨頂は
自らの体を乾燥させた「乾眠状態」に入った時です。

クマムシが生活するには水分が必要ですが、
周囲が乾燥してくると、自らの体も乾燥させ、仮死状態に入ります。

この「乾眠状態」で何年も生き続けることができるのです。

さらに驚きなのは、真空、高圧、高い放射線量、
そして高温や低温にも耐えることができるということ。

宇宙空間で10日間もの間、生きのびたという実験も行われました。

クマムシの話は、Sola cube Microの監修をしてくださった
クマムシ博士こと、堀川大樹さんのお話がとても面白いので、
是非ご参考になさってくださいね。

宇宙生物学とクマムシと私(前編)
宇宙生物学とクマムシと私(後編)

Sola cube Micro – クマムシの卵 5,980円(税抜)
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